Insights ソフトスキルとは
最終更新日: 2026年1月27日
近年、企業や個人のキャリア形成において、
「ソフトスキル」という言葉が注目されるようになっています。
ソフトスキルとは、
専門知識や技術(ハードスキル)だけでは成果が出にくい現代において、
個人や組織が判断・協働・成長するために不可欠な
思考力・コミュニケーション力・リーダーシップなどの総称です。
近年、AIの進展により、一部のハードスキル(詳細は後述)は自動化・効率化される場面が増えています。
しかし、ソフトスキルは人間だけが持ち得ることができる能力です。
外国人雇用やグローバル化などが進む現代において、英語やプログラミング、国家資格等の技術的スキルだけでなく、問いを立てる力やコミュニケーション力、リーダーシップなどの「ソフトスキル」は重要視されています。
目次
- ソフトスキルとは
- ハードスキル
- なぜ企業でソフトスキルが重要視されているのか
- ソフトスキルを高めるための研修・トレーニング方法
- まとめ
- ソフトスキルの土台は「ビジネス・リベラルアーツ」と「言語化」
1. ソフトスキルとは
ソフトスキルは、対人関係構築力や課題解決力など、個人が社会的な相互作用や組織・個人の成長を通じて展開する一連のスキルを指し、具体的には以下のようなものが含まれます。
・思考力: ロジカルかつ戦略的に多角的に判断し、時には批判的意見を持つ。
・説得力: 双方にメリットのある解決策を見出す。
・コミュニケーション力:明確かつ効果的に情報を伝え、聞き取り、理解し建設的なフィードバックをする。
・問題解決力:複雑な課題に直面した際に、創造的かつ実用的な解決策を導き出せる。
・リーダーシップ:他者を導き、目標達成に向けてチームを統合する。
・対応力:変化する環境や状況に迅速かつ柔軟に対応できる。
これらのスキルは、1つだけ有していても効果は発揮されず、全てのスキルを持ち合わせることで個人のキャリアや組織の成功に大きく寄与します。
ソフトスキルはEQ(心の知能指数)とも近い意味合いを持ちますが、AIやDXが急速に進む中で、技術が高度化するほど、問いを立てる人と判断を引き受ける人が必要となってくるのです。
2. ハードスキル
ハードスキルは、専門知識や技術を言うことが多いです。
例としては、
・医師や弁護士、建築士など国家資格
・語学力
・データサイエンス、マーケティングスキル
・プログラミングスキル
などがあります。
これらのスキルはAIによって代替されていくものですが、専門性のある職種で必要なスキルと捉えられています。

3. なぜ企業でソフトスキルが重要視されているのか
求められるものを理解するには、現状のビジネス環境と背景をまず理解しなければなりません。
現代は技術革新の速さと未来の不確実性に対応するため、企業は従業員のソフトスキルを非常に重視しています。
企業が持続可能な成長を遂げ、競争上の優位性を確保するための鍵となるため、これらのスキルを備えた人材が高く評価されています。
企業が求めるソフトスキルとして主に以下が挙げられます。
- コミュニケーション能力:明確で効果的なコミュニケーションは、チームの協調性を高め、誤解を防ぎます。他者の意見を尊重しながら自分の考えを他者に伝えることができる人材は組織の成長には必要です。
- チームワーク:企業は、個人の利益よりもチームや組織の目標を優先できる協調性と柔軟性を持つ人材を求めています。効果的なチームワークはプロジェクトの成功に不可欠です。
- 問題解決能力:急速に変化するビジネス環境では、創造的かつ効率的な問題解決が求められます。企業は、複雑な課題に直面した際に冷静に対処し、実用的な解決策を見つけ出せる人材を重視しています。
- 適応性と学習能力:新しい技術や方法論の迅速な習得が求められるため、学習意欲が高く、変化に柔軟に対応できる能力は非常に価値があります。
- リーダーシップ:プロジェクトを主導し、チームを鼓舞し、共通の目標に向かって人々を導くことのできるリーダーシップは、すべてのレベルの従業員にとって重要です。
これらのソフトスキルは、キャリアアップや育成の観点ではなかなか目に留まらない基礎スキルですが、AIの利用が高まるにつれ、企業が市場内で独自の位置を確立し、持続的に成長するための基盤となります。
4. ソフトスキルを高めるための研修・トレーニング方法
ソフトスキルは生まれつきの能力や才能ではなく、日々の実践やトレーニングによって向上できるスキルです。社会のほとんどの問題やトラブルは、コミュニケーションと思考の不足と言っていいほど、重要なスキルです
【ソフトスキルを向上できる研修内容】
ソフトスキルやEQを向上するために必要な項目の例として以下が挙げられます。
・多文化理解力:ダイバーシティ、公平性、包括性を中心に、自社や自身と異なる文化や教育の人々のことを知ることから始め、どのように理解し対応していくか等を養う研修。
・リーダーシップ:規模を問わず組織やチームにおいて新しいことに挑戦する場や困難なことが起こった際にチームを導き、間違いは自身の責として認め、目標達成する力を養う研修。
・戦略的思考:論理的かつ戦略的に物事に対して考える力。環境が常に変化していく中で生き残る力を養う研修。
・コミュニケーション&プレゼンテーション:自身とは異なる背景や言語、文化の方と円滑なコミュニケーションが取れ、説得する力を養うトレーニング。
5. まとめ
今日の社会では、ビジネスでもプライベートでも、ソフトスキルの向上は必須となっています。
ソフトスキルは対応力やリーダーシップ力などを高め、個人としても組織としても、持続可能な成長を遂げるために欠かせません。
ソフトスキルを磨くには、社員研修などで組織全体でスキルを高めることが効率的です。
今後もAI等を活用したDX化が進展するにつれ、ハードスキルよりもソフトスキルの重要性は更に高まります。それ以外にも日本は少子化や人口減少など、かつてない大きな危機的状況にあります。そんな日本では人材採用で補うには限界があります。他社と差をつけるには国際レベルで活躍できる社員の育成が必須です。
6. ソフトスキルの土台は「ビジネス・リベラルアーツ」と「言語化」
Global Academyでは、グローバル環境で成果を出すための基礎教養(=ビジネス・リベラルアーツ※)として、次の4領域を体系的に学びます。
- 多文化理解
- リーダーシップ
- 戦略的思考
- ビジネスコミュニケーション
また、各講義に付随するワークを通じて、思考のプロセスを整理し、言語化(=考えを説明できる状態)へつなげます。
※ここでいう「リベラルアーツ」は、大学の一般教養というより『仕事で使う判断と対話の基礎教養』です
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