ソフトスキルとは
– 全てのビジネスパーソンに必須なスキル –
外国人雇用やグローバル化などが進む現代において、英語やプログラミング、国家資格等の技術的スキルだけでなく、思考力やコミュニケーション力、リーダーシップ性などの「ソフトスキル」は重要視されています。EQ(心の知能指数)とも近い意味合いを持ちます。
社内外の人々と円滑なコミュニケーションを取ること、課題を解決したり決断力を持つことができなければ、常に予測できない変化する時代で、労働人口減少と人材不足の時代では、成果を上げ続けていくことは難しくなります。
AIにより代替されているハードスキル(詳細は後述)とは異なり、ソフトスキルは人間だけが持ち得ることができる能力です。
世界に通用する人材を育成するGlobal Academyでは、ソフトスキル向上の社員研修サービスを提供しています。Global Academyが、ソフトスキルとは何か、またそれが企業の成長にどのように寄与するかを記載します。
目次
ソフトスキルとは
- ハードスキル
- 求められるソフトスキルとその重要性
- ソフトスキル向上のためのトレーニングとポイント
- まとめ
- Global Academyではどのようにソフトスキルを学ぶことができるのか
ソフトスキルとは
ソフトスキルは、対人関係構築力や課題解決力など、個人が社会的な相互作用や組織・個人の成長を通じて展開する一連のスキルを指し、具体的には以下のようなものが含まれます。
・思考力: ロジカルかつ戦略的に多角的に判断し、時には批判的意見を持つ。
・説得力: 双方にメリットのある解決策を見出す。
・コミュニケーション力:明確かつ効果的に情報を伝え、聞き取り、理解し建設的なフィードバックをする。
・問題解決力:複雑な課題に直面した際に、創造的かつ実用的な解決策を導き出せる。
・リーダーシップ:他者を導き、目標達成に向けてチームを統合する。
・対応力:変化する環境や状況に迅速かつ柔軟に対応できる。
これらのスキルは、1つだけ有していても効果は発揮されず、全てのスキルを持ち合わせることで個人のキャリアや組織の成功に大きく寄与します。
ハードスキル
ハードスキルは、専門知識や技術を言うことが多いです。
例としては、
・医師や弁護士、建築士など国家資格
・語学力
・データサイエンス、マーケティングスキル
・プログラミングスキル
などがあります。
これらのスキルはAIによって代替されていくものですが、専門性のある職種で必要なスキルと捉えられています。
求められるソフトスキルとその重要性
求められるものを理解するには、現状のビジネス環境と背景をまず理解しなければなりません。
現代は技術革新の速さと未来の不確実性に対応するため、企業は従業員のソフトスキルを非常に重視しています。
企業が持続可能な成長を遂げ、競争上の優位性を確保するための鍵となるため、これらのスキルを備えた人材が高く評価されています。
企業が求めるソフトスキルとして主に以下が挙げられます。
- コミュニケーション能力:明確で効果的なコミュニケーションは、チームの協調性を高め、誤解を防ぎます。他者の意見を尊重しながら自分の考えを他者に伝えることができる人材は組織の成長には必要です。
- チームワーク:企業は、個人の利益よりもチームや組織の目標を優先できる協調性と柔軟性を持つ人材を求めています。効果的なチームワークはプロジェクトの成功に不可欠です。
- 問題解決能力:急速に変化するビジネス環境では、創造的かつ効率的な問題解決が求められます。企業は、複雑な課題に直面した際に冷静に対処し、実用的な解決策を見つけ出せる人材を重視しています。
- 適応性と学習能力:新しい技術や方法論の迅速な習得が求められるため、学習意欲が高く、変化に柔軟に対応できる能力は非常に価値があります。
- リーダーシップ:プロジェクトを主導し、チームを鼓舞し、共通の目標に向かって人々を導くことのできるリーダーシップは、すべてのレベルの従業員にとって重要です。
これらのソフトスキルは、技術や専門知識と相まって、企業が市場内で独自の位置を確立し、持続的に成長するための基盤となります。そのため、多くの組織では、採用プロセスや従業員の継続教育プログラムにおいて、これらのスキルの評価と開発に重点を置いています。
3. ソフトスキル向上のためのトレーニングとポイント
ソフトスキルは生まれつきの能力や才能ではなく、日々の実践やトレーニングによって向上できるスキルです。社会のほとんどの問題やトラブルは、コミュニケーションと思考の不足と言っていいほど、重要なスキルです。
ここではまず、日常でできるトレーニングや研修など、ソフトスキルを向上させるための方法をいくつかご紹介します。
【計画と理解】
まず、ソフトスキルやEQの重要性を漠然としてでは理解していると思いますが、具体的に理解していくことが大切です。その上で目標を設定し、その達成を意識することも大切です。例えば新しくビジネスや動画チェンネルを視聴してトピックについて考える時間を取る、仕事以外の内容でチームのメンバーとコミュニケーションを1日1回は取るなど、目標設定が可能です。継続的な意識化を図ることができます。
【情報のインプットと思考の習慣付け】
ニュースや過去の歴史、日本含めて世界各国企業の動向など、情報を取得する方法をなんでも良いので作ります。最近ではYouTube等でも多数の情報を取得できます。それらの事実の確認と、当事者がどのようなことを考えたのか、自分が当事者ならどのようにするか、等を深く広い視点で考えてみましょう。また他者の意見を聞いてみたり、なぜ自分と違うのかなども考えてみてもいいかもしれません。
それらの考えを公開やシェアする場があると、より活発化するでしょう。
【人材育成ツールや社員研修の利用】
様々な自己啓発ツールやトレーニングのサービスを利用して思考力やリーダーシップ性などをトレーニングする方法です。日本では自己啓発などの利用率が、欧米よりも低いと言われています。利用率だけでなくトレーニングやそもそもの考え方が大きく差があります。
自己啓発のツールはなんでもいいわけではなく、しっかりと計画と目標に沿った内容のものを選択するようにしましょう。現状何が足りていなくて目標には何が必要なのか、自己分析をしてみる、企業であれば自社の分析をしてみることが大切です。また、ソフトスキルは一度学んで終了ではなく、常にアップデートし続けることで潜在スキルとして成果に現れてきます。
【ソフトスキルを向上できる研修内容】
ソフトスキルやEQを向上するために必要な項目としては主に以下が挙げられます。
・多文化理解力:ダイバーシティ、公平性、包括性を中心に、自社や自身と異なる文化や教育の人々のことを知ることから始め、どのように理解し対応していくか等を養う研修。
・リーダーシップ:規模を問わず組織やチームにおいて新しいことに挑戦する場や困難なことが起こった際にチームを導き、間違いは自身の責として認め、目標達成する力を養う研修。
・思考力:論理的かつ戦略的に物事に対して考える力。環境が常に変化していく中で生き残る力を養う研修。
・コミュニケーション&プレゼンテーション:自身とは異なる背景や言語、文化の方と円滑なコミュニケーションが取れ、説得する力を養うトレーニング。
その他にも挙げられますが、大きく上記の4つの基本的スキルを向上させれば、他のスキルも自然と身に付き、ビジネスシーンで大きく活躍できることでしょう。
- まとめ
今日の社会では、ビジネスでもプライベートでも、ソフトスキルの向上は必須となっております。
ソフトスキルは対応力やリーダーシップ力などを高め、個人としても組織としても、持続可能な成長を遂げるために欠かせません。
ソフトスキルを磨くには、社員研修などで組織全体でスキルを高めることが効率的です。
今後もAI等を活用したDX化が進展するにつれ、ハードスキルよりもソフトスキルの重要性は更に高まります。それ以外にも日本は少子化や人口減少など、かつてない大きな危機的状況にあります。そんな日本では人材採用で補うには限界があります。他社と差をつけるには国際レベルで活躍できる社員の育成が必須です。
自社や自身の課題を多方面から明確にし、グローバル社会とDXで遅れをとっている日本ではなるべく早期に人材育成投資をすべきでしょう。
- Global Academyではどのようにソフトスキルを学ぶことができるのか
Global Academy株式会社が開発した研修プログラムは、ソフトスキルを学ぶための多くの機会を提供しています。多くのグローバル経営者を輩出しているハーバードビジネススクールで20年以上教授として活躍してきた日本人でただ一人の竹内弘高が、国際レベルのソフトスキル向上を提供しています。
唯一無二の社員研修、人材育成プログラムの詳細はGlobal Academyのwebサイトをご覧ください。